注文住宅の外観を決める際のポイント!外観タイプはどんなものがある?
せっかくの注文住宅だからこそ、外観にもこだわりたいですね。しかし、いきなりどれがよいかといわれると、何から考えたらよいか見当も付かず途方に暮れてしまうかもしれません。そこで今回は、注文住宅の外観を決めるときに参考になる外観の典型的なタイプや注目すべきポイントについてまとめました。
注文住宅にはどんな外観タイプがある?
注文住宅には典型的な外観のタイプがあります。今回は7つの代表的な種類をご紹介します。
一つ目は、「モダンスタイル」です。屋根が直線的でシンプルでフラットなフォルムが特徴です。外壁もシンプルなデザインを取り入れることで、全体的におしゃれな感じでまとまります。トレンドの要素を取り入れる形で、一定の需要があります。
二つ目は、「洋風モダンスタイル」です。洋風の雰囲気を日本の風土に合わせてアレンジしています。三つ目は、「和モダン」です。日本らしさを大切にしつつも、古くさくない感じでデザインされています。木の自然な質感を取り入れたり、寄棟屋根や切妻屋根といったお馴染みの屋根を取り入れたりすることが多いようです。
四つ目は、輸入住宅にあるようないわゆる「洋風」の住宅の要素を取り入れたものです。個性を演出できるメリットがあります。五つ目は、日本の伝統的な雰囲気を積極的に取り入れた「和風」です。日本の気候風土にも合っているので、快適に過ごすことができます。
六つ目は、北欧建築にあるような個性的なデザインです。日本ではあまり見られない要素を取り入れ、強烈な個性を演出できます。そして最後に七つ目は、そういった流行に関係ないシンプルな住宅です。スタンダードな素材から構成されるため、建築費用を抑えることもできます。
注文住宅の外観を決める際のポイント
さて、そうした外観のタイプを把握できたところで、続いて、外観を決めるときに気にしておくべきポイントを見ていきます。
まず、基調となる色は白などの単色に統一しておくことです。多くても2色に留めておきましょう。あまりいろいろな色を使ってしまうと、まとまりがない感じになったり、家が小さく見えてしまったりします。
そして、外観のイメージデザインは、大まかに絞っておくことをオススメします。ざっくりと洋風にするか和風にするかだけでも決まると、どのような間取りになるか、生活設備になるか、ということまでがスムーズに決まってきます。
また、一階か二階か、屋根をまっすぐにするかなどで注文住宅の値段は変わってきます。かけられる費用の限界も考えつつ、外観を決めてみてくださいね。
注文住宅の外観を決める際の注意点
最後に、外観を決める際の注意点についてまとめておきたいと思います。注意してほしいポイントは主に三つあります。
一つ目は、素材によってメンテナンスの方法が異なるということです。最近ではいくつかの素材を組み合わせて家をつくることもあるようです。しかし、素材によってメンテナンスの方法やそのしやすさが違うため、組み合わせ方によってはメンテナンスに手間が掛かるようになってしまうこともあり得ます。建材の知識が豊富な人に、素材の特徴を聞いておくとよいでしょう。
二つ目は、周辺環境も含めた立地によって素材の劣化が変わるということです。日当たりが良すぎたり、雪や雨などが多かったりする地域は劣化が早まることがあります。どんなことが影響しそうか、実際に建てる予定の場所の周辺を見て回ってみて参考にするとよいと思います。
最後に三つ目は、いくつかの素材を組み合わせたときに、凹凸ができてしまうことです。そこにいろいろな飛来物が挟まって、頻繁な掃除を要することになるようなことも考えられます。
少し想像してみると、とくに角張った凹凸だと角に貯まってしまったチリやゴミを取り除いたりするのも大変そうです。これらは主に家を建てて住み始めてから直面する問題だけに、建てる前に気を配ることはなかなか難しいと思います。
それゆえ、外観のイメージだけでなく、住み始めてからのことを想像しながらメンテナンスや掃除のことを考慮できるよう、事前に情報やノウハウをいろいろ仕入れて検討しておきたいですね。わからないことや不安なことがある場合はプロに相談してみることが一番でしょう。
注文住宅の外観を決める際のポイントについてまとめました。外観は大事な問題なので、いろいろ悩ましいところもあると思います。考えるべきポイントをしっかり押さえて、抜け漏れなく検討したいですね。その際は、デザインだけでなく、住み始めてからのことにも思いを馳せて、掃除やメンテナンスのしやすさも考慮に入れておくとよいでしょう。せっかくの注文住宅、納得のいくように仕様を決めてください。その参考になれば幸いです。